やりたい事が見つかりにくい!
何を始めたらいいんだろうという皆様に
やりたい事に埋もれている私から
趣味をプレゼンしていくこのblog
皆様、どうか今日もお付き合いくださいませ
さて、今回のテーマは
幻の焼酎『魔王』です!
いや、焼酎苦手なんだよねーというそこの貴方!
分かります!だが聞いて頂きたい!
今日は読んだ後にちょっと良さげな居酒屋に行ったら必ず頼みたくなってしまう、そんな人間にマインドセットしてしまいます。
では今回も行きましょう!
幻の焼酎・魔王とは
焼酎界において絶大な人気を誇る幻の焼酎『魔王』。そもそも皆さんは聞いた事があるでしょうか?魔王とは、鹿児島県の酒造メーカーがつくる定価3000円程の芋焼酎です。
はい!芋焼酎だけはマジで無理なんだよねーと思いましたね! ( ゚д゚)….!!!
私も無理でした。以前友人が芋焼酎をお湯割りで飲んでいて美味しそうに飲んでるのを見て、自分も飲んでみようと頼んで地獄を見ました。
そう!臭いんです!(あくまで個人的感想)
芋くせぇんですよ、これが。それがどうも慣れない。よく珍味などは最初は無理でも慣れたら止められなくなるという『ブルーチーズ理論』みたいなのがありますよね
それはある種の壁を超えた者に訪れる一筋の光みたいなものなのでしょうが、ただでさえ酒に弱い私みたいな弱者にはその壁はエベレストくらいに感じるものです
しかし、この幻の焼酎はそんな弱者を野武士のようなワイルドな人間に変えてくれるのです
く、臭くない…だと…?
そう。題名の通り臭くないのです。
嘘だ!騙されないぞ!!わ…私は芋焼酎で痛い目を見たんだ!あの独特な芋感を飲み続けるとオジサンのような体臭がでてくるはずだ…!そうに違いない!!
えぇ。私も芋焼酎を初めて口にした時そう思いました。これは飲み続けると大変な事になると。吐く息から体臭までオジサンの様になり、子供たちが自然と避けていく飲んだくれのオヤジになってしまうと(言い過ぎ)
しかしこの魔王はその問題を長年の日本人の知恵と努力の結晶でクリアし、芋焼酎界に新たな扉を開くのであります
魔王のラベルにはこうあります。
本格焼酎『魔王』は天使を誘惑し、魔界へ最高の酒を調達する悪魔たちによって、もたらされた特別のお酒という意味で命名致しました。
もう世界観が意味不明です。
天使を誘惑する意味とは。と投げかけたくなる説明文、魔界の酒のために誘惑される天使達を思うと涙が止まりません。
酒造メーカーの方々もこのお酒にいかに苦労し、心血を注いだかが読み取れる文言です。いかに大変だったかを表そうとした結果なのでしょう。体を壊していないかが心配です
※本来の意味(樽で熟成される際、蒸発によって失われる天使の取り分に関わる天使を誘惑し魔界へ酒をもたらす悪魔にちなんで命名された)by wiki
さらに文章は続き、
熟成酒ならではの飲みあきのしない穏やかな風味が、グラス越しに時の雄大さを知る。華やかに香り立ち、豊かな余韻を残す酒。まさに名門の粋。今宵も受け継がれるロマンの一滴。
これですよ!これ!
最初からこれだけで良かったのではないかと思う文章。誰が考えたのでしょうかこの崇高な一節、素晴らしい。まさにこの一節が全てを物語ります
もう先を知りたくなってきましたね?では、これを詳しく紐解いていくとしましょう!
キーポイントは『米麹』
そもそも芋焼酎が芋の嫌な臭みが残っていると感じるのは、出来の悪い粗悪な芋焼酎を飲んでいる事が多いのかほとんどなんだそうで、しっかりとした旨味やコクを出すのには『麹』の存在が欠かせません。
麹には『米麹』と『芋麹』の2種類があり、さらに米麹は『白麹』『黒麹』『黄麹』に分かれています
『芋麹』と『黄麹』は作成工程に手間がかかるため、一般的には『白麹』『黒麹』が使用される事が多くなります。
『白麹』はまろやかな味わいを演出し、やわらかな口当たりとマイルドな印象を与えます
『黒麹』はずっしりとしたコク、強い風味で重厚感のある味わいを演出します
『芋麹』は、その名の通り芋から麹を作るのですが、水分が多いため乾燥してから蒸して麹菌を繁殖させるので時間がかかります。芋麹芋焼酎の銘柄も沢山あるのですが、その辺はもう芋を極めたい方々専用のような状態ですね。
『黄麹』は、本来日本酒に使われる麹菌。麹の色が黄色がかっているのでそう呼ばれています。黒麹などと比べて腐りやすくデリケートな存在です。日本の国菌(クリック) と呼ばれていて、醸造の未来を担う麹菌と呼ばれています。
2006年に醸造学会で認定された未来の麹菌。そうなんです。『魔王』はこの、黄麹を使っているんです。さぁさぁなんだか気になってきましたね
手の込んだ蒸留方法
焼酎は蒸留することで作られます。本格的な焼酎には2種類の『常圧蒸留』『減圧蒸留』かあり、蒸留方法によって口当たりが変わるのです
常圧蒸留は古くからの手法で、もろみを蒸留機の中で加熱し、そこから発するアルコールを含んだ蒸気を冷却・液化させるのですが、その蒸留機の中で圧力をかけず自然に任せてそのまま蒸留します
減圧蒸留は、蒸留機内の気圧を下げ低温度で沸騰させます。温度が高い状態で行う常圧蒸留に比べ雑味が出ず、クリアな口当たりになるわけです
実際に飲んでみて感想
私自身もお店に行き、魔王を水割りで飲んでみました。黄麹を使ったフルーティーな香りと圧倒的な飲みやすさ、今までの芋焼酎のイメージをフルスイングで吹っ飛ばすクリアな印象に衝撃が走りました
これは美味い…
しかも、芋を飲んでいる…
何だか今までのカクテル野郎とは違う不思議な感覚だ…そうこれは大人の習わし!私は今、焼酎を嗜んでいるのだ!側から見れば透明なお酒を飲む立派な大人。だが味覚はフルーティーでオシャレである
これは二面性を持ち合わせるモテ男必須のテクニック!
と、までは言いすぎか(笑)
まとめ
酒造メーカーは創業100年を超える鹿児島の名酒造白玉醸造株式会社(クリック) 、常識にとらわれない新しいお酒の未来を産む会社です
あえて芋焼酎にこだわったのではないか、そう思えさえする芋の無限の可能性。そして長く国民に愛され続けた焼酎という文化
長く険しい蒸留という工程を踏み、先人達の知恵と努力の結晶の末生み出された奇跡のお酒『魔王』芋はお湯割りが当たり前の文化の中、あえて水割りで攻めた白玉醸造さんの魂を
何処かのお店の看板で魔王の文字を見かけた際は、少しだけお高いが『水割りで』と注文してみてはいかがだろうか
では!また!
皆様最後まで読んで頂きありがとうございます!
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